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​植物分子生理学研究室

​ラボとフィールドをつなぐ植物科学

Welcome to FUKAO Laboratory

深尾研究室へようこそ。

当研究室では、高等植物がミネラル欠乏や高温などの環境ストレスを受けた時に、どのような耐性機構を発揮するのか、その分子メカニズムについて研究をしています。

また、機能性成分を高蓄積する作物栽培や、接ぎ木の分子メカニズム解明といったさまざまな農法に関する研究にも取り組んでいます。本研究室は、植物生体膜機能研究室(長野研)と共同運営しています。

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植物のミネラルストレス耐性機構の解明

亜鉛は植物の生長に必須の微量元素です。

我々の研究室では、亜鉛欠乏した植物における

亜鉛恒常性維持や亜鉛欠乏耐性機構の解明に取り組んでいます。

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接ぎ木成立の分子メカニズム解明

植物は一般的に同じ科同士で接ぎ木することができます。我々の研究室では、タバコ属植物が異なる科の植物と

接着できる能力の機構解明に取り組んでいます。

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植物栄養と代謝応答の解析(吉竹)

植物が特に栄養ストレスを感知した際に、細胞内でどのような変化を起こし、外部に適応するのか脂質代謝やオートファジーの観点から解明を目指します。

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植物の生体膜の機能解明
(植物生体膜機能研究室:長野)

細胞膜やオルガネラ膜といった生体膜の植物における機能や役割の解明を目指しています。

News

最新情報

2020/7/28

木原生研の辻さんとの共同研究論文がNature Communicationsにアクセプトされました。 

Title: DNA methylation is reconfigured at the onset of reproduction in rice shoot apical meristem

2020/7/12

2019年度修士課程修了学生の田井超洋くんが4回生のときに始めた研究成果がScientia Horticulturaeにアクセプトされました。パナソニックアプライアンス社様、草津市の生産者様との共同研究により、実施された研究成果です。パナソニックアプライアンス社様のミスト装置を生産者様のグリーンハウスに取り付けて、真夏には生育が困難であるホウレンソウ栽培に成功した内容になっています。発生させるミストの粒径が10µmと微細である事から、素早く蒸発し、その時の気化熱により効率良くグリーンハウス内の温度を下げることが可能になっています。

 Title: Cultivation of Spinach in Hot Seasons using a Micro-mist-based Temperature-control System.

2020/7/9

2019年度修士課程修了学生の中山さんが4回生のときに始めた研究成果がPlant & Cell Physiologyにアクセプトされました。立命館大学の学生が筆頭著者となった最初の記念すべき論文となりました。亜鉛欠乏した植物は根の生育阻害や葉の黄化などの生長阻害を受けますが、本実験で用いたシロイヌナズナの場合、マンガンを加える事でその阻害効果が短期的に緩和されることがわかりました。亜鉛欠乏による根の生長阻害は活性酸素種の蓄積によることが示されましたが、マンガンを加える事で活性酸素種の蓄積量が減少することが明らかになりました。一方、マンガン添加による生長阻害の緩和効果は、栄養成長期までは効果が認められましたが、生殖成長期に入るとその効果は持続せず、マンガンを添加して生育した植物から収穫した種子は、亜鉛欠乏した時の種子と同様に発芽率が低く、生長抑制を受けていた。 

Title: Manganese Treatment Alleviates Zinc Deficiency Symptoms in Arabidopsis Seedlings.

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